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熊本チャリティイベント「Smiley Flowers」レポート
12月4日、熊本県阿蘇郡高森町で、チャリティイベント「Smiley Flowers～高森町に笑顔の花を咲かせよう～」が開催されました。高森町は2016年4月14日に発生した熊本地震で交通機関に大きな被害を受け、現在も復興復旧活動を続けています。
会場となったのは、高森湧水トンネル公園。公園内にあるトンネルは、九州を横断する、旧国鉄高森線と高千穂線を結ぶ鉄道のために掘られましたが、トンネル工事中の1975年2月、突然大量の地下水が湧き出して工事が中止に。以降、この場所は高森町の水源地となっています。現在、残されたトンネルは地元の人たちや熊本県内の人たちの憩いの場となり、トンネル内の水路には豊富な湧き水が流れています。
イベント当日、公園内のカフェはSmiley Flowersカフェに模様替え。今回のイベントは、村上隆が発起人となって、オーガナイザーとしてイベントを主導くださった九州パンケーキの村岡浩司社長と、コスメブランドのシュウウエムラの協力によって実現しました。雨天でしたが、町内外から約1500人の方に来場いただきました。
地元中学生によるブラスバンドの演奏で、開会式がスタート。町民のみなさんは、村上作品のアイコンであるお花をモチーフに、一人ずつ手作りの飾りを付けてくれました。
力の込もった演奏に、村上もこの表情。
開会式後は、ブラスバンドと来場者の方々とともにトンネル入り口まで行進。
高森町の草村大成町長（左）と九州パンケーキの村岡社長（右）。
トンネルに到着した後は、町民のみなさんがつくったクリスマスツリーの点灯式が行われました。3、2、1！
ツリー点灯です！
トンネル内にはツリーのほかにもスペシャルな作品が。今回のイベントのために制作された村上のバルーン《お花ちゃん》です。
このインスタレーションは、バルーン会社・エアロテックの大曽根康弘社長（左）と、ミリオンプランニングの宮崎靖浩さん（右）が実現くださいました。
公園内では、様々な催しが。大人気だったシュウウエムラのメイクアップ講座では、今年村上がコラボしたクリスマスコフレ「コズミックブロッサム」を使って、アーティスティックディレクターの打出角康さんたちが参加者それぞれに合ったメイクを指南。村上の主旨に賛同くださったインターナショナル PRマネージャーの村岡晴美さんをはじめ、スタッフみなさんでイベントを盛り上げてくださいました。
九州パンケーキの親子パンケーキ教室には、長蛇の列ができました。パンケーキを焼いてもらったら、食べる前に自分で飾り付け。九州パンケーキは九州の素材から出来ていて、ここ熊本の黒米も使われています。
高森町の地域団体のみなさんによるおもてなしや、ソラシドエアなど協力企業の方々による振る舞いイベントも。だご汁や田楽、ふ菜焼きなどの郷土料理をはじめとした、身も心も温まる料理に舌鼓。
町が笑顔とお花でいっぱいになった1日でした。参加くださった方々、協力くださった方々、ありがとうございました。村上のバルーン作品《お花ちゃん》は、クリスマスイルミネーションとともに、12月25日まで設置されています。ぜひ高森町に見にいらしてください。
撮影＝ワタナベカズヒコ（1、15、17〜19枚目を除く）