11月9日のNew Dayオークションに先立ち、ガゴシアンギャラリーで行われているプレビュー展示。2日目は、報道陣をお招きしてプレスイベントを行いました。
出品作品がすべてそろった展示を一目見ようと、多くの報道陣が詰めかけました。
村上からの挨拶を皮切りにプレビューがスタート。
この日の為に、アーチストの奈良美智さん、KAWSさん、Mr.さん、タカノ綾さんがご出席下さいました。作品はすべて、New Dayオークションの為の描きおろし作品ということもあり、アーチストのアテンドによりツアーを頂きました。
村上の代表的アイコンのフラワーと KAWSさんのアイコンである『Xアイズ』が合体して、エントランスでひと際目を引く作品です。
「これまで東京に受け入れられてきて、ある意味恩返しだと思って参加した。」と仰って頂き、実現までの村上とのやりとりをお話下さいました。
震災の後の混乱した状況を表現した村上の自画像作品。自分に何が起きているのかわからない、正確な情報がとれない、けれども、そういった言葉に出せない感情をアーティストは絵にするしかないと思い、まず最初に制作した作品です。
今も福島の原発から100kmの所に住み、これからも住み続けて作品を制作していくと決意を語って下さった奈良さん。村上からお声掛けをして、すぐに参加表明頂きました。真ん中の作品は、ニューヨークのバンドRAMONESの掛け声「Hey! Ho! Let’s Go!」を置き換えて「Toh! Hoku! Let’s Go!」とシャウトするシンガーが描かれています。仙台市のARABAKI ROCK FESTでは、このモチーフのチャリティーTシャツが販売されました。
タカノ綾さんは、震災の後に見た夢を描いた作品を制作。その夢とは、「水がどんどん上ってきて、山の上に逃げていくけれど、山からもどんどん水が出てくる。夢の無意識から描いた作品なので、見る人が自分の無意識にアクセスして色々と解釈してくれたら。」と語って下さいました。
Mr.さんは震災後、被災地に赴きその現状を作品にしようと試みたものの、モチーフとして選んだのは暗い世界観ではなく、むしろ元気を出して行こう、ハッピーなものにしようと改められたそうです。下部に書かれた「よしっ(ち)!!」という文字と、作品の随所に見られる日本語の走り書きと少女のモチーフが際立つ作品です。
New Dayオークションのカタログも完成!会場で初お披露目されました。
Tomio Koyama Galleryギャラリーの小山登美夫さんと、フクヘンの愛称でおなじみの鈴木芳雄さんも日本から駆けつけて下さいました。
いよいよ11月9日に、クリスティーズニューヨークで”New Day”オークションが開催されます。どうぞ刮目下さい。
プレセール展示会(クリスティーズ NY)
20 Rockefeller Plaza, New York
11月4日 10am ~ 5pm
11月5日 10am ~ 5pm
11月6日 1pm ~ 5pm
11月7日 10am ~ 5pm
11月8日 10am ~ 12pm
オークション(クリスティーズ ニューヨーク)
20 Rockefeller Plaza, New York
11月9日 9:30am