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福島市 Channel Squareオープニングセレモニー参加レポート

2016年5月13日

2015年3月26日木曜日、New day基金によって設立された「Channel Square」のオープニングセレモニーが行われました。

Facebookより画像引用

チャリティオークション『New day』から設立された「New day基金」から、「はじまりの美術館」に次いで福島市に誕生した施設です。

元はファミレスだった建物を再利用したこの施設は「福島の復興を目指し、地元住民や避難者の生活を豊かにすることを目的に、復興を担う人々が集える複合型コミュニティースペース」というコンセプトの元で作られました。

周辺に仮設住宅の多い地域で、外で遊べなくなった子供たちがインドアでスポーツをできる場所、若者が集まりやすいカフェを備えたおしゃれな場所として、福島市における中心的なコミュニティー施設となります。

弊社からはプロデューサーの笠原が参加し挨拶を致しました。また、日本財団理事長尾方さん、運営主体「F-WORLD」の平代表、福島市長小林さんが挨拶をされました。

平さんが元々福島市で行っていたプロジェクトにNew dayが合体したものが、今回の「Channel Square」なのだそう。本施設にも平さんを慕う多くの地元の若者が応援に集まっていました。

テープカットの後に行われた内覧式では、「Channel Square」の全体を観ることができました。

施設の入り口にはツリーハウスがあり、目を引きます。これは施設の総合プロデュースをしたツリーハウス第一人者、小林崇さんの作品です。

この施設のメインのエリアとして、「パークランド」と名前のついているスペースがあります。

有料エリアとなっているこのスペースは本格的なスケボーやボルタリングを楽しめるスポーツエリアです。ここには「遊ぶ、楽しむ、仲間が増える」というコンセプトに加え、「世界を目指せる場所」という大きなコンセプトがあります。本格的な練習場所を求める若者のためハイレベルな設備を備えてあります。

また、そうしたスポーツを楽しむためのショップも併設してあり、経験者のみが楽しめる場所ではありません。ここで道具を揃え、新たなスポーツを始めることができます。

Channel Squareオリジナルグッズの販売も。

またカフェも併設してあります。カフェカンパニー社と連携したこのWIRED CAFEは、ご当地グルメを中心に全国的に人気のフードを取り扱っています。おしゃれなカフェということで、若者も集まりやすいとても良い雰囲気です。

さて、この施設は楽しむためだけのものではありません。

「自分自身を知る、状況を把握する」というコンセプトを掲げる放射能測定エリアがあります。ここでは県内では病院や公共施設以外では取り扱いのない全身の放射能測定器の取り扱いがされています。

健康相談会も行っているこのエリアには子供向けの関連書籍や各種測定器もあります。子供向けの関連書籍は初歩的なものが多く、難しいことがわからない子供でもしっかり理解することができるものです。まず、「知ること」の大切さを教えてくれる場所です。

前述した施設の全体コンセプトである「福島の住民による主体的な復興を目指し、地元住民や避難者の生活を豊かにすることを目的に、若者を中心とした復興を担う人々が集える複合型コミュニティスペース」とは、ただエンターテイメントを中心に人々を集めるためのものでなく、福島や、福島に住む人のこれからを考えるためのものでもあります。

ぜひ「Channel Square」をご利用になって、どのような施設か体験してみてください。